GPIFとは?
年金積立金管理運用独立行政法人のことです。
GPIFは国民の年金を増やすことを目的として資産運用してます。
なぜ資産運用が必要かというと、みなさん御存知の通り、日本は少子高齢化で少ない現役世代が高齢者を支えなければならないという状況です。現役世代の方はこのままでは十分な年金がもらえなくなるだろうという不安があると思います。
これは国も認識していて、そのためにGPIFは厚生労働大臣から寄託された年金積立金の管理・運用を行い、その収益を国庫に納付することにより、年金財政の安定に貢献するために作られました。
下記がGPIFのHPです。
投資初心者に役立つGPIFの投資方法
GPIFは国民の年金を預かっているためリスクを低く資産運用しています。損したら現役時代の将来の年金が足りなくなるので、それは絶対避けなければならず、この性質上リスクの低い運用をするしかないのです。
リスクの低い運用をしているから、初心者にはその投資方法は参考になると思います。
GPIFは具体的には国内債券25%,外国債券25%,国内株式25%,外国株式25%になるように運用してます。国内債権、外国債券、国内株式、外国株式を4等分で買っています。GPIFは投資の超エリートたちが運営してます。その彼らが考えた結果がこれなのです。
とても単純で驚いた方も多いかと思いますが、投資というのは複雑に考えるものではなく、最終的にシンプルな形に行き着くというのは、ある意味投資歴30年を超える私も実は同じです。
これを真似するのは初心者の方にも簡単にできると思います。
全く同じように真似するのもいいでしょう。またもう少しリスクを取ってリターンを多くほしいと思ったならば、債権の割合を減らして、株式の割合をその分増やすなんて言うのもありだと。
具体的には国内債権15%、外国債券15%、国内株式35%、外国株式35%などにするというのもいいかもしれません。
GPIFの損益
GPIFは市場運用開始以降(2001年から今まで),年率+3.56%という成績で、累積で100兆円を超える利益を出しています。
このようにリスクを抑えた運用をしていても、年率+3.56%という結果を出しています。
もちろん短期的に見れば損をしている時期もありますが、この20年以上という長い間で計算してプラスになっているのは、流石だと思います
先程も書いた通り、GPIFは運用のプロフェッショナル集団だからなのです。それでもこれだけシンプルな投資方法をしているというのは本当に驚かれた方も多いのかと思います。
まとめ
GPIFとはなにかに付いて説明し、GPIFのとてもシンプルな投資方法について解説しました。そしてそのシンプルな投資でありながら20年以上という長い期間きちんと利益をあげていることを紹介しました。
これが皆さんの投資方法を考えるきっかけになると嬉しいです。
なお僕のYouTubeでもGPIFについて説明しています。もしよかったらご覧ください。