Donの初心者のための資産運用ブログ

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投資においてβ(ベータ)値をうまく利用する方法

β値とは?

β値とは市場平均などの連動性を示す数値のことです。

 

市場平均とはなんなの?と思われた方もいらっしゃると思いますが、例えば日本で言えば日経平均225やTOPIXのことです。アメリカで言えばS&P500やダウ工業株30種平均など。

 

この市場平均と同じ動きをするものがβ値1.0となります。具体的には日経平均が10%上がったら、あるβ値個別株は10%上がります。

そしてあるβ値が1.3の個別株は市場平均が10%上昇したときに平均的には13%上昇します。また市場平均が10%減少したら13%下降することも意味します。

 

一方、β値ゼロのものも存在して、これは市場平均と連動性がないということになります。

 

β値がマイナスのものも存在します。

β値がマイナスなのは市場が上がったら,その銘柄は下がることを意味しています。

 

β値をうまく利用するには?

ではここからは投資においてβ値をうまく利用する方法を説明します。

 

1.リスク管理

β値がプラスの銘柄とマイナスの銘柄を持つことによって、市場が下がったときでも、β値がマイナスのものを持っていれば、市場と逆の動きをするので利益を出すことが可能になります。

この方法を取ることで、市場の上昇時にも下降時にも儲けられることになります

このように下がったときでもある程度の利益を確保する投資方法をリスクヘッジするといいます。

 

ただしデメリットもあります。市場が一方向にずっと動いていれば損をすることになる。

例えば、市場が上がり続ければ、β値がマイナスなものは市場と逆の動きをするので、損が大きくなります。

ただし、基本的には市場というのは短期or中期的に見れば、上がったり下がったりするので、このような可能性は低いでしょう。

 

またわざわざ、β値がマイナスのものを買わずに例えばβ値が0.3程度のものを買うというのも一つの手です。これによって市場平均との連動性が少なくなるので、大きく上下しないということになります。

ただしリターンも少なくなるので、ローリスク・ローリターンになりますが、これもリスクヘッジという意味では有効な手段です。

 

 

2.利益の最大化

もしあなたが利益を最大化したいと思ったときにも、このβ値が参考になります。

 

β値が1より高い株式を買い物を買うことで、市場が上昇しているときには、市場平均のインデックスファンドを買うより多くの利益を得られます。

 

これにもデメリットがあります。市場平均が下がったときには市場平均より大きく下がることになるので、損失額が大きくなることに。

 

利益の最大化を求めて、β値が1より高いものを買うのはハイリスク・ハイリターンになるのです。

 

まとめ

β値がなにかということ、β値を投資にどう利用するかについて説明をいたしました。

リスクヘッジをするのか、利益の最大化を目指すのかは皆さん個人の運用方針ですので、ご自身がご自分にあったスタイルを考えて、良い投資ができますように!